監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長
野田
知路
- Noda Tomonori -

VIO脱毛は、介護脱毛といわれる老後に備えた脱毛をはじめとして40~50代の女性にニーズが増えるなど、ポピュラーになってきています。もしかしたら、将来的にはVIO脱毛を受けることは女性のマナーとなるかもしれませんね。
そんなVIOラインの脱毛後の状態をより美しくして、一歩先を行きたいあなたへ、仕上がりを自分好みにするための自己処理のポイントや秘訣をご紹介します。
目次
VIO脱毛前の正しい自己処理方法
VIO脱毛の仕上がりをよくするためには、まず何よりもVIO脱毛の効果を最大限に得る必要があります。そのために必要なのは、脱毛前の自己処理です。自分の手の届く範囲で、電気シェーバーなどを用いて、1~2日くらい前までに丁寧に処理しておきましょう。このとき、注意点が3つあります。
1.皮膚を傷つけないように注意する(カミソリは避ける)
2.毛抜き・ワックス・テープを使用して毛根から抜くような処理方法は絶対に避ける
3.脱毛したい形や量によって処理範囲を変える必要がある
1については、脱毛前ではなくとも注意したいですが、脱毛機でレーザーを当てるときに、傷があるともともと医療レーザー脱毛で生じる痛みを感じやすく、部分的に照射をできなくなる恐れがあります。できればカミソリは避け、電気シェーバーなど肌に優しいものを選びましょう。
また2についてですが、毛根から抜くような処理は毛根にある黒い部分を破壊するレーザーの効果が得られなくなりますので、絶対に避けましょう。
そして3については、VIOの部位にどれくらい毛を残したいのかによって、毛を剃る量を調整するという意味です。
次に、V・I・Oそれぞれの部位に毛を残したい具合によって異なる自己処理方法や、そのポイントをご紹介していきます。
VIOラインそれぞれの自己処理方法
基本的に、脱毛したい形や量によって剃る形と量を調整します。また、いずれも自己処理がやりにくい部位でもありますので、その処理方法のポイントをご紹介します。
Vラインの自己処理
Vラインは、まず毛を希望の形に残したいのか、薄く残したいのか、まったく残したくないのかによって異なります。
もし小さく三角形に毛を残したいなら、その形と範囲を自分で決めて、不要な部分だけを自己処理しましょう。また、薄く全体的に毛を残したい場合や、まったく残したくない場合には、どちらもまずはすべての毛を処理しておきましょう。
処理方法のポイントは、まず長い毛ははさみでカットしてから電気シェーバーを使うことです。また、シェーバーを動かす方法は、必ず毛の生えている流れに沿わせることが大切です。これにより、スムーズに剃りやすくなります。
Iラインの自己処理
Iラインは、それほど毛が多くはないものの、きちんときれいに脱毛するためにも、Vラインと合わせてデザインを決めましょう。Iラインは見えにくいので、前方に鏡を置くか、床に鏡を置いてまたがるかすると見えやすくなります。
Vラインとのつながりを意識して、残したいのなら残す範囲や量を決めましょう。残したい部分があれば、そこだけ残して他の部分を処理します。
もし薄く残したい場合や、全ての毛をなくしたい場合には、すべてきれいに処理しておきます。
Iラインは粘膜が近いため、シェーバーが当たらないよう、十分注意して傷がつかないように行いましょう。
Oラインの自己処理
Oラインは、基本的に自己処理は行わなくていいでしょう。もし毛が長くて気になるのであれば、手が届く範囲で行っておくといいです。ただし、無理はせず、肌を傷つけないように注意してください。Oラインの処理が必要な場合は、施術を受けるクリニックで、施術者に処理してもらうのが一番安全です。
自己処理の注意点
自己処理を行う際には、どの部位についても同様に、次のことを注意しましょう。
肌をある程度潤わせた状態で行う
肌が乾燥しているとシェーバーの刃の滑りが悪いため、スムーズに処理できなくなります。また、毛も乾燥していると固く、処理しにくくなります。必ず化粧水やクリームを塗ってから行うようにしましょう。入浴後、まもない肌や毛が潤っている状態でもいいでしょう。
ゆっくり毛の流れに沿って丁寧に行う
VIOラインの毛なら特にそうですが、焦らず、ゆっくりと行うのもポイントです。毛の流れに沿って、丁寧にゆっくり行えば、誤って傷をつけてしまうことも少なくなります。無理をしないのも大切です。
自己処理後は必ず保湿する
シェーバーでいくら優しく処理しても、肌は少なからず傷がついていたり、刺激が加わったりした状態です。ダメージをできるだけ軽減するためにも、必ず処理後は化粧水や保湿クリーム、保湿ジェルなどで保湿するようにしましょう。
【まとめ】VIO脱毛の仕上がりを自分好みにする自己処理のコツ
VIOラインの脱毛を受けるなら、1~2日前までに自己処理をしておきましょう。その際に、希望の形や毛を残す量に応じて、調整しておくのが自分好みの仕上がりにする秘訣です。ぜひ安全にトライしてみてくださいね。